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金属加工用語集

金属加工用語集

金属加工用語集

用語集

あ行

アーク
強烈な光の大部分は紫外線で、このほか可視光線、赤外線が含まれる。温度は2500~3500℃と推定される。

IACS
国際的な導電率の表し方。

厚板/plate
板厚が6.0ミリ~50ミリの板。または、6.0ミリ以上の板。ただし、厳密な定義はない。

圧延/roll
2本の回転ロールで材料を延ばしたり成形したりすること。この方法で作られた金属製品を圧延品という。また圧延機のことをミルともいう。

圧造
プレス鍛造ともいう。衝撃力で成形するのが鍛造であるのに対して、圧造はゆっくり力を加えて材料の中心部まで効果を及ぼす成形法である。

アニール
一定温度に加熱して成形によるひずみを除去する方法。焼鈍、焼なましと同じ。

アルマイト/alumite
「陽極酸化被膜処理」ともいい、アルミニウムに耐食性酸化被膜を施すこと。

アルマイトタッチ跡
アルマイト処理をする際に、材料をつかんでアルマイトをかけるがそのつかみ部分にはアルマイトがかかっていない。その部分のこと。

インゴット/ingot
精錬を終了した溶湯を鋳型に注入してできた鋳塊のこと。熱間圧延や熱間押出のためにスラブ、ビレットに分塊される。

薄板/Sheet
板厚が0.5ミリ~3.0ミリの板。または、3.0ミリ以下の板。ただし、厳密な定義はない。

エッチング/etching
ステンレスや銅板で主に装飾用に絵柄や模様を浮き彫りさせたような化粧板があるが、これはあらかじめシルク印刷した図柄を強酸により腐食させ、その腐食の強弱で絵柄の凹凸をつけているものでこの方法をエッチングという。

塩水噴霧試験
金属材料又は表面処理をした金属材料の耐食性を一定条件の食塩水噴霧にさらして調べる、促進腐食試験法の一つである。

エンドミル
外周面及び端面に切れ刃をもつシャンクタイプフライスの総称。

エンボス/enboss
アルミやステンレス板の地肌に圧着ロールで圧延し凹凸の模様をつけた化粧板で、主に建築用の装飾品に使われる。

応力/Stress
荷重=N(kgf)を材料片の平行部のはじめの断面積(mm2)で割ったものが応力である。

応力除去焼鈍
鋳造、焼入れ、機械加工などによる残留応力を除去するために加熱する焼鈍。

応力・ひずみ曲線(S-S曲線)
応力(stress)-ひずみ(strain)からS-S曲線ともいう。

応力腐食割れ
特定の腐食環境下において引張応力が共存すると割れを起こす現象である。

オーステナイト/austenite
面心立方格子のγ鉄に炭素(C)を最大2.1%まで固溶した固溶体組織で、727℃以上の高温で安定な組織であり、通常、常温では存在しない。しかし、オーステナイト生成元素のNi、Mnを多量に固溶すると常温においてもハチの巣のような六角形の結晶粒を示すオーステナイト組織が得られる。

屋外暴露試験
大気中での金属の耐食性を知るために、試験片を屋外で風雨にさらして行う腐食試験である。

押出し(E)/extrude
加熱したビレット(主に円柱形の鋳塊)をコンテナという筒の中に入れ、出口に求める形状に加工された金型(ダイス)を置き、圧力をかけて押し出す加工をいい(前方押出し、後方押出しがある)、通常押出性をよくするために熱間押出である。

か行

加工硬化/work hardening
「ひずみ硬]化」ともいう。鉛など特異な例を除き、金属に応力を与えると結晶のすべりが生じ、そのすべり面に対しての抵抗がだんだん増してくる。そしてその抵抗がある程度大きくなると他の面に順次移っていく(塑性変形)。

加工硬化係数(n値)
絞り加工性の目安にもなる特性値で、「n値」とも呼ばれる。降伏点以上の塑性域における応力σとひずみεとの関係(曲線)をσ=Cεnで近似させた時の指数nのことである。

加工率%
「冷間加工率」ともいう。加工硬化はその加工の程度によって硬さが変わってくる。これを利用してJISでは伸銅品の機械的性質の違いを規定している。

硬さ/hardness
「一物体の硬さとは、これを他の物体をもって押しつけるとき、その物体の変形に対する抵抗力の大きさをもって規定する」との定義であるが、実際には「ブリネル硬さ(HB)」「ショア硬さ(HS)」「ロックウェルC硬さ(HRC)」「ビッカース硬さ(HV)」の値で比較して硬さを知ることになる。

硬さ試験/hardness test
材料の機械的性質の中で硬さを調べる試験で、押込み硬さ(HBブリネル硬さ、HVビッカース硬さ、HRロックウェル硬さなど)、反発硬さ(HSショア硬さ)の2種類に区分けされる。

カットオフ値
断面曲線から所定の波長より長い表面うねり成分をカットオフした曲線を粗さ曲線といい、この所定の波長をカットオフ値という。

ガスケット
シリンダーヘッドとシリンダーの間にはさむ薄い型抜き板のことで気密性を高めるパーツ。

クラック
材料の外面又は、その全厚さを貫通しているか又は貫通していない割れ目。製品の表面から内部に広がった裂け目。

クラッド材/clad plate
強さを増したり耐食性を向上させたりするために、ある金属に他の金属を加圧接着や圧延によって合わせ板にしたもので、被覆材の一種である。ジュラルミンに純アルミを合せたアルクラッドなどがある。

クリア
耐候性を増す目的でアルマイトの上に施される透明な塗装。

クリープ強さ/creep strength
クリープとは一定の応力(荷重)を加えたときの材料変形が時間の経過とともに進行する現象をいう。

ケーク/cake
「スラブ」ともいう。板、条製造用の厚い板状になった鋳塊のことをいい、主に円柱形の鋳塊(=「ビレット」)と区別されている。

結晶粒/grain
金属は多くの微少の結晶からできている多結晶体であり、その結晶の一つ一つを結晶粒という。

小板定尺
銅、真中は巾365ミリ×長さ1200ミリが主で、りん青銅、洋白は巾180ミリ×長さ1200ミリ、アルミは巾400ミリ×長さ1200ミリの板のことを小板と呼んでいる。尚ステンレスには小板定尺はない。

コイルカット品
ステンレス業界ではメーカーが供給する定尺板を「一級シート」又は「メーカー定尺」と言い、流通コイルセンターのコイルカット品を、それと区別する意味でCC板(コイルカット)と呼んできた。しかし、いずれもコイルから切断して定尺板を製造するため、特に区別することも少なくなってきている。

光輝焼鈍(BA)/bright annealing
「光輝焼なまし」ともいう。光沢のある金属表面を保つために、表面の酸化脱炭を防ぎ、還元または中性ガスあるいは真空中で加熱し、焼きなましをすることを光輝焼鈍という。

硬質アルマイト/hard anodized aluminium
アルミニウム及びアルミニウム合金の表面処理で、陽極酸化被膜(アルマイト)処理のうち、硬度(HV)350以上のものを硬質アルマイトと呼んでいる。

高周波抵抗溶接
コンタクト(接触子)を介して200Kc~2Mcの高周波電流を直接母材に流し、母材を部分的に加熱、加圧して接合する抵抗溶接の一種である。

孔食/pitting corrosion
すきま腐食の一種であり、「点食」ともいう。

降伏点/yield point
引張試験の途中で応力(引張荷重)が急に低くなり、その後応力が大きくならないで伸びが進むという現象が起こる。その転機の応力Wを試験前の材料片の断面積Aoで割った値を降伏点という。

極厚板
板厚が50ミリを超える板のことをいうが、厳密な定義はない。

極薄板
板厚が0.3ミリ~0.5ミリの板のことをいうが、厳密な定義はない。

5'×10'板(ゴトウ)
巾1524ミリ×長さ3048ミリ(アルミ板では1525ミリ×3050ミリの場合もある)の板をいう。巾5尺×長さ10尺なので、ゴトウ板と呼ばれている。

固溶化熱処理
合金において、一般に温度が高くなるほど基本金属に加える合金元素は溶け込みやすくなる。したがって、合金固有の温度に加熱した後急冷すると、低温では析出するはずの合金元素が固溶(溶け込み)したままとなる。これを固溶化処理といい、オーステナイト系ステンレスではJISでも固溶化熱処理したもので機械的性質を決めている。

さ行

サービスヘアー
ステンレス(C)平棒に多い仕上面で、通常2面(4面の場合もある)にHL研磨(150#~250#研磨)を長手方向に施した表面仕上。HL平棒と区別することもあり、サービスヘアーと呼ばれている。

サーフェス仕上げ
圧延後、面削仕上げをした板。

再結晶/recrystallization
冷間加工によって加工硬化した材料をある温度まで加熱すると急に軟化する。これは、加工によって変形した結晶が、多角形の細粒に分割結晶するためで、増加していた転移も消滅し、結晶粒は内部ひずみを持たない安定したものとなる。

サブゼロ処理/subzero cooling
焼き入れしたものをすぐに0℃以下(実際には-80℃ぐらい)に再急冷する処理をいう。

3'×6'板(サブロク)
巾900ミリ×長さ1800ミリの板を言う。3尺×6尺からとってサブロク板と呼ばれている。建材向けに多いサイズである。

酸洗
「脱スケール」ともいう。熱間圧延後熱処理すると、表面にスケール(scale)という加熱による酸化被膜ができる。これを酸の液中に通して取り除くことを酸洗という。酸洗後は十分に水洗いして乾燥させ、そのまま製品となるか、次工程(冷間圧延など)に送られる。

サンドブラスト
圧縮空気や遠心力などで砂または粒状の研磨材を加工物に吹きつけて行う研磨方法である。

残留応力/residual stress
「内部応力」ともいう。鋳物の例でいうと、溶湯は型形状の細かい部分や表面部から冷えて先にかたまり始めるが、内部では後から冷えて収縮しようとする。その際、すでにかたまった外部には内に引張られて縮もうとする力、内部には外部に引っ張られる力が残る。こうした金属内部に残留する応力のことを「残留応力」という。

シーム溶接
ローラー電極で2枚の母材をはさみ、電極を回転させながら加圧・通電して接合する方法で、スポット溶接(点溶接)が連続して行われる溶接方法である。

自然発色膜
染料や顔料を用いないで、素材の組成、材質および電解・化学反応条件により発色させた被膜のこと。

4'×8'板(シハチ)
4尺×8尺からとって、シハチ板という。ステンレスでは巾1219ミリ×長さ2438ミリの板、伸銅品、アルミでは巾1250ミリ×長さ2500ミリの板をいうのが一般的である。前者を小シハチ、後者を大シハチということもある。

絞り加工/ironing
アルミ缶や鍋のように底のある容器を素板から押し出す加工法で、深絞りの場合は数回に分けて再絞りされる。また壷のような曲面の加工は、へらや型を使うへら絞り(spinning)という方法もある。

絞り加工性
板などの素板から底のある容器を押し出すとき、その変形のたやすさ。

縞板
「チェッカープレート」ともいう。板の片面に凸模様のすべり止めをつけた板で、縞溝のある圧延ロールで圧延する。ちなみに板厚は凸部ではなく平面部の厚みをいう。

射出成形/injection mold
素材を鋳型に注入して造形する方法のことをいうが、もっぱらプラスチックの成形方法のことを指す。

シャフト
機械・車などの回転軸。または、道具、工具の長い柄のこと。

ショットブラスト
圧縮空気または遠心力などでショット=shot(鋼粒)やカットワイヤなどを加工物に吹きつけて行う研摩方法。美観、塗装下地または酸洗の前工程で行われる。

真空蒸着
高真空中で、金属、合金または化合物を蒸発させ、基板表面上に凝固、堆積させる方法。この方法によれば電気的に不導体である布、紙、プラスチックやガラスの上にも金属の蒸着が可能である。

ジェミニー試験
焼入材の焼入性を試験する方法。求められた硬さの値で、最高値と最低値を帯状範囲で示したものをHバンドともいう。

靭性(じんせい)/toughness
物質のねばり強さを技術用語で「靭性」という。引張試験での「伸び」の大小とは直接関連しないが、衝撃にあっても割れにくい性質であるため、衝撃試験の数値が大きければ、一般にねばり強いといえる。

巣(孔)
鋳造や溶接などで発生する巣(孔)は、ガス孔(ブローホール、ピンホール、ボリング=にえ、吹かれ)と引け孔(引け巣)とがあり、引け孔には開放形(外ひけ=発生ガスによるくぼみと区別する)と密閉形(中央線引け、ザク=極枝状晶の小孔の集まり)がある。巣(孔)に砂、スラグ(slag)、黒鉛などを充填しているときは欠陥となる。

水素脆性(すいそぜいせい)
鋼に水素が入ると分子間に細かい亀裂ができてもろくなる。またタフピッチ銅は酸素を0.02~0.05%残した99.9%以上の純銅であるが、水素を含む還元気体中で400℃以上に加熱すると銅中の酸化銅が還元されて水蒸気を生じこの圧力で細かな亀裂が生じもろくなる(水素ぜい化)。但しこの現象はりん脱酸銅、無酸素銅には見られない。

スエージング/swaging
棒や管を絞ってテーパーにするような加工をスエージングという。

すきま腐食
構造的に形成されたすき間の内部が腐食される現象であり、特にステンレス、アルミに多い。材料の合わせ目、溶接部、ごみや付着物の下などがすき間となる。

スキンパス
最終製品の焼純酸洗後あるいは光輝焼純後に、帯鋼の形状を矯正し、表面光沢を良くするために行なう軽い圧延のことである。製品としては、ステンレス(H)平棒にスキンパス肌のものがある。表面は2B材に近い。

スケッチサイズ
定尺寸法(小板、3'×6'板、1×2板、4'×8'板、5'×10'板など)以外の巾×長さの板をスケッチサイズという。

ストリップ/strip
広幅の帯鋼のことで巾500ミリ超えのものをストリップという。巾500ミリ以下はフープという。

砂型
砂で作られた鋳型をいい、乾燥型と生型とがある。砂型鋳造は造形が容易で、寸法の大きな製品が簡単に生産できる。

た行

耐食性/corrosion resistance
腐食されにくい性質を耐食性が良いという。普通、鉄は“さび”やすく、ステンレス、アルミ、伸銅品は“さび”ないといわれるが全く腐食しないものはなく、腐食されにくいということである。

耐熱性/heat resistance
高温においても強度があり、酸化してもろくなりにくい性質のことを耐熱性が良いという。

耐疲労性
繰り返し荷重に耐える強度のことをいい、「疲れ強さ」で表わす。また疲れ強さを引張強さで割った比率を疲れ比という。

耐摩耗性/wear resistance
耐摩耗性は、硬さと密接な関係にあり、一般に硬度の高いものは耐摩耗性も高いといえる。

鍛造(F)/forging
金属をたたいて成形することを鍛造という。小ロット品や単純形状、あるいは大物などは任意に方向や角度を変えて成形(たたく)する「自由鍛造(フリー鍛造):記号はFH(forging hand)」で作られ、金型を使って型打ちする「型鍛造:記号はFD(forging die)」は量産品や、複雑な形状、小物に利用される。

ダイキャスト/die casting
圧力を加えた溶湯を金型に注入して成形する代表的な鋳造法である。寸法精度がよく、鋳造肌も機械仕上と同程度に上がり、量産に適している。

ダイス
線引用ダイスにはチルドダイス、スチールダイス、タングステンダイス、ダイヤモンドダイス、硬質合金ダイスなどの種類がある。

ダイセット
プレス加工における治具の一種で、抜き型や曲げ型のポンチとダイスをプレス機に取付けるためのパンチホルダーと、ダイホルダーの2枚以上のプレートと、支柱(ガイドポスト)から成っており、各種タイプが標準化されている。

チッピング
刃こぼれ、小さな欠け。

千鳥板
千鳥格子もようの板。

中板
板厚が3.0ミリ~6.0ミリの板のことをいうが、厳密な定義はない。

抽伸(ちゅうしん)
熱間押出しした棒や管を所定の長さに切断し、一端を細く口付した後、酸洗などで表面の酸化物を除き、ドローベンチでダイスを通して引き抜くことをいう。

鋳造/casting
金属を溶かして鋳型に流し込んで冷却、凝固したものが鋳物であり、この成形方法を鋳造という。中空品や、複雑な形状品を一挙に成形量産できる利点がある。

超極薄板
板厚が0.1ミリ~0.25ミリの板のことをいうが、厳密な定義はない。

疲れ限度/fatigue limit
金属を繰り返し折り曲げると、引張って切れるよりはるかに小さな力で破断する。これを疲れ破断と言う。

低温脆性(ていおんぜいせい)
鋼は-20~30℃で急激にもろくなる特性がある。これは特にりん(P)の成分の多い鋼種に多く現れる。またアルミニウムは、超低温範囲に至るまで低温脆性を示さない。

展延性
金属の塑性(力を加えると元に戻らない性質)のことで、展(=ひろげる)延(=のばす)加工により薄板、箔、深絞りや線の製造に利用できる性質のこと。

転造
硬質のダイスを円筒形の素材に押しつけながら転がし、成形する加工法を転造といい、冷間転造が一般的である。ねじや歯車によく使われ、真中のローレット材などは転造品である。

ドローベンチ
線、棒、管などを引抜くとき使用するダイスやドローヘッドを保持するスタンドをいう。

な行

内部応力/internal stress
「残留応力」の項を参照のこと。

ナマシ
適当な温度に加熱し、その温度に保持した後、徐冷する操作。

熱間圧延/hot roll
「圧延」の項を参照のこと。

熱間加工(H)
再結晶温度以上で行われる加工を熱間加工という。熱間圧延、熱間押出し、熱間鍛造などがある。

熱処理合金/heat-treatable alloy
アルミニウム合金の分類で焼入れ(溶体化処理)、焼戻し(人工時効硬化)などにより所定の強度を得る合金で、展伸材では2000番系、6000番系、7000番系の合金がこれにあたる。

熱伝導率/thermal conductivity
距離1cmについて1℃の温度差がある場合に1cm2の断面を通って1秒間に伝わる熱量をいい、数値が大きいほど熱伝導性はよい。cal/℃・cm・secまたは(cgs)

伸び(%)/elongation
引張試験において試験片が破断した時の伸びた長さを試験前の長さで割った百分率(%)。

は行

箔/foil
厚みが0.01ミリ~0.1ミリのものをいう。

バフ研磨
布製あるいは適当な物質の研磨輪を用いて光沢を出す研磨方法。

バレル研磨
材料を研磨剤とともに回転させるか又は振動容器に入れて研磨する方法で、乾式と湿式がある。バリ取りまたは美観を目的に行われる研磨方法。

引抜き(D)/draw
あらかじめ求める形状に加工された金型(ダイス)に通し、引き抜くことを引抜き加工と言う。

引張試験/tensile test
引張試験はJISZ2241-1980に規定された方法に従って、降伏点、○耐力、○引張強さ、○伸び、絞りなどを求めるもので、○印はミルシートにも記載されている。また、比例限度・弾性限度・弾性係数なども測定できる。

比重/specific gravity
密度ともいう。20℃、1cm3の水の重さ1gに対して同温、同体積の物質の重さの比を示す。

比電気率抵抗(比抵抗)/specific resistance
長さ1cm 断面積1cm3の物質の電気抵抗をいう。また、この比電気抵抗の逆数を、比電導度または導電率という。一般に高温となるほど抵抗は増す。(μΩ/cm)

比導電度
導電率のことをいい、電気比抵抗率の逆数である。

比熱/specific heat
1gの物質の温度を1℃上昇させるのに必要な熱量をいう。(cal/g℃)

ま行

曲げ試験/bend test
規格の試験片を規定の半径で規定の曲げ角度まで変形を与え、曲げられた部分の外側を検査し、亀裂や欠点の有無によって合否判定をする試験法である。

マニホールド
比較的小径の連絡管を集合又は、分岐する容器:油圧機器部品。

マルテンサイト/martensite
炭素(C)を過飽和に固溶したオーステナイトから急冷(焼き入れ)した焼入組織であり、急冷により面心立方格子のγ鉄から体心立方格子のα鉄に変わる(変態という)。

ミル仕上げ
圧延上り。

無酸素銅
別名無酸素高伝導銅ともいう。燐、亜鉛、珪素、カリウム、リチウムなどの脱酸剤や酸素を含まない銅のことをいい、高い電気伝導率を有し、無酸化気圏で精錬鋳造された電気銅から作られる。

メーター板(1×2板)
巾1000ミリ×長さ2000ミリの板をメーター板といい、1×2板と表示する。

や行

焼入れ/quenchig
一旦、加熱、保持したものを急冷するもので、常温の水や60℃~80℃の油で冷やすことが多い。

焼なまし/annealing
「焼鈍(ショウドン)」ともいう。再結晶温度に加熱、保持の後、普通炉冷によりゆっくり冷ます。

焼ならし/normalizing
「焼準(ショウジュン)」ともいう。圧延・鋳造、鍛造などで製造された製品内部の残留応力を除いたり、粗大化した結晶粒を微細化し、靭性や機械的性質の改善をはかるものである。

焼戻し/tempering
焼入れ材を適温に再加熱し冷却することを焼戻しという。焼き入れした材料は硬くなりすぎたりもろくなり実用に適さない場合があり、こうした欠点の改善や、焼入れによって生じた残留応力の除去を目的とした焼入れ処理後の再熱処理といえる。

面心立方格子
X、Y、Z方向の3軸の長さが等しく、すべて垂直であるような構造を有する立方晶系の1つで、立方体の角の他にその正方形をなす各面の中心にも結晶原子または分子を有するもの。

ら行

ラッピング/lapping
研削盤で仕上げた加工物の表面をラップ剤を用いてさらに平滑にし、寸法精度、面粗度の向上のために行なう研磨法で、湿式と乾式とがある。

ラフピーリング
ステンレス棒の面削で150φ以上の太丸で爪にかかる程度の面粗さのものを、通常のピーリング材に対してラフピーリングという。

リベット
金属板をつなぎ合わせるために使う鋲のこと。

粒界腐食
結晶粒界に析出物ができ、その影響で付近の析出元素の不足から集中的に腐食が進むことをいう。

流動性
金型のダイの開口部のような限られた空間を流れる場合の粉末の流れやすさ。

冷間加工(C)
再結晶温度未満、または常温で行なわれる加工を冷間加工といい、またこれは塑性変形を利用した加工である。

連続鋳造/continuous casting
大型で長い鋳塊を作る鋳造方法で、底のない鋳型に上から溶湯を注入しながら下から凝固した部分を引抜いて連続的に鋳造するものである。

ろう付け/brazing
2個の母材にはさんだ融点の低い金属片(ろう)を加熱溶融して接合する溶接法で、母材自体を溶かさない特長がある。

ローラレベラ/ローラレベリング
ロール列の間に板材を通して板材のひずみを矯正する装置。

ロール目
アルミ合金や伸銅品の板には、圧延加工時の圧延ロールの方向に細かい筋目が残っている。これをロール目という。

ローレット材
真中棒などの転造により、歯車のような断面の縦目すじ(平目)や、ななめの格子状のすじをつけた(あや目)があり、装飾品やすべり止め軸などに使われている。

緑青
銅の腐食生成物で、銅屋根などによく見られる緑色の被膜を緑青(ロクショウ)と呼んでいる。また緑青を人工的に生成する化学的方法や電解法があり、美観性を高めて商品化されているものもある。

わ行

ワイヤーカット
走行する直径0.02ミリから0.35ミリのワイヤ電極(黄銅線)と加工物の間で放電させ、糸のこのように複雑な輪郭形状のものを切り抜く加工方法である。加工液は一般にイオン交換樹脂を通した純水を使用する。

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